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2026年9月20日(日)
パピプペポは難しい新体制お披露目単独ライブ「Turn」@ANTHEM AKIBA
Writer : 宮崎ちゃーみー大樹 Photographer:endo rika
“みどりの王さま”が帰還した!
あの日、もう二度とステージで観ることができないと思っていた彼女の姿がそこにはあった。一度は別の道を歩んだ彼女が、ついに僕らの前に帰ってきたのだ。
2024年11月にパピプペポは難しいを卒業した小枝みゆがグループへ電撃復帰。新体制お披露目単独ライブ「Turn」が、ANTHEM AKIBAで開催された。
SEが流れ、ファンのクラップに迎えられて登場したチャイナ衣装のメンバーは、「おいしい中華屋さん教えてあげる」でライブをスタート。そこに、小枝みゆの姿はまだない。そんなことはお構いなしに、6人はネオンカラーのド派手なVJ演出をバックに最初からフルスロットルのパフォーマンスでブチアゲる。続いて高速ダンスチューンの「ビバ・トーキョー」を経て「デイリーランデヴー」へ。ポップでキュートな新アンセムでフロアを加熱した。
この日最初のMCでは、くまだかなえが自分用に新調したチャイナ衣装を紹介。ファンとメンバーからの“かわいい”の声に喜びを見せる。すると鈴木めがねが“今日はこの6人お揃いの中華衣装で、このあとモリモリに楽しんでいきましょう!”と煽りを入れ、「パピプペポイズンLOVE中毒」を投下。フロアを再び熱狂の渦に引き込み、白羽根優衣と木内小百合が落ちサビのリレーで魅了する。さらに疾走感あふれるエモーショナルなロックナンバー「神様のきまぐれ」、「世界の終わりには牛丼つゆだくをあなたと食べたい」と畳みかけ、鈴木が“この6人体制も楽しかった~!”と叫んでから「アイマイニー」で前半戦を締めくくった。
続くMCでは“7人体制でやりたいこと”をテーマにトークを繰り広げる6人。鈴木は“凱旋ツアーの宿で朝まで飲み明かしたい”、くまだは“入った時からグランピングしようって言ってるのに一生開催されない!”とやや不満げに希望を語った。こうして7人体制に夢が膨らんできたところで、いよいよその時がやってくる。
某テーマパークにおける電気仕掛けの行列を想起させる「ワンダフル・パレード」をパフォーマンスし、アウトロでドン・グリがセリフを担当するなか、本来は“おしまい”となるところが“つづく”と言い換えられて、小枝が颯爽と登場。フロアからの大歓声と緑のペンライトの光を浴びながら、7人体制での初パフォーマンスとして「ハッピーエンドから始めよう」を披露した。この「ワンダフル・パレード」から「ハッピーエンドから始めよう」への流れは、小枝の卒業公演のアンコールのオマージュだ。あの日小枝は「ワンダフル・パレード」 でマイクを置き、残された6人で「ハッピーエンドから始めよう」を披露した。ああ、そうか。彼女はあの日ステージに置いたマイクを、今日この場所で拾い直しに来たのだ。物語を“おしまい”にするのではなく、もう一度“ハッピーエンドから始めよう”と告げるために。 そんなにくい演出で感動が冷めやらぬまま「ホニャララ・アンビシャス」、「きらりんチューン」と、新体制の鮮烈な勢いのまま駆け抜けていき、小枝を含めたMCへ。
メンバーとファンから“おかえりー!”と迎えられた小枝は笑顔で“ただいまー”と返し、自己紹介では“おはみなのしゆ~”と恒例の挨拶を交わす。“この大変なスケジュールと大変さもパピムズだなって感じました”と、戻ってきたことを実感している小枝は、“いろいろやってみたいことがいっぱいあったんですけど、ちょっと寄り道をしようかなと思って、また船に乗り込むことにしました”と帰ってきた理由を明かし、“迎え入れていただけると思っていなかったから、迎え入れてくれて嬉しいです。本当にありがとうございます!”と、ファンへの感謝を述べた。
そうしてパピムズは、グループ最大のアンセム「ラブげっちゅ!-お誕生日のお歌-」で新体制の誕生日を自ら祝う。会場の熱気が最高潮に達し、その勢いのまま「だるい日」へ――と思われた瞬間、「だるい日」のイントロを上書きするかのように再び「ラブげっちゅ!」のオケが流れ出した。攻めたセットリストだなと感心していたところだが、メンバーの反応、および客席後方で首をかしげるスタッフの姿を見るに、どうやらこれはガチの音響トラブルのようだ。ここは前向きに、小枝みゆが音楽の神様に愛されている、ということにしておこう。そんな二度目の「ラブげっちゅ!」ということで、“本日みゆが主役さ”と替え歌が入り、小枝がシャンパンを開ける必然ともいえる流れになった。それにしても、なんだか卒業前よりもシャンパンが似合って見える気がする。さらに落ちサビも小枝が歌唱してから、今度こそ「だるい日」をパフォーマンス。最後は「ち・ちん・ぷい」で本編の幕を閉じた。
その後、鳴り止まない“小枝”コールに応えて登場したパピムズを代表して、カワシマユカがファンに向けてメッセージを伝える。
“パピムズはこの前の6月に8周年を迎えまして、いろいろあったんですけど、今回が転換点というか、もっともっと上に行くぞという気持ちを込めて、「Turn」という名前にしました。パピプペポは難しいは、まだまだ見たい景色がいっぱいあります。だから今回この7人で、パワーアップしたパピムズで帰ってきたので、ぜひみなさんこれからもパピムズを応援してくれると嬉しいです。みゆちゃん、おかえり! 小枝みゆが入った7人体制もよろしくお願いします!”
7人が最後に届けたのは、序盤にも披露された「デイリーランデヴー」だ。けれど、今のステージには小枝みゆがいる。
“小枝みゆ”という推進力を得て、新たな船出を迎えたパピプペポは難しい。7人が紡ぐ物語は、ここからまた“つづく”のだ。
[Setlist]
1. おいしい中華屋さん教えてあげる
2. ビバ・トーキョー
3. デイリーランデヴー
4. パピプペポイズンLOVE中毒
5. 神様のきまぐれ
6. 世界の終わりには牛丼つゆだくをあなたと食べたい
7. アイマイニー
8. ワンダフル・パレード
9. ハッピーエンドから始めよう
10. ホニャララ・アンビシャス
11. きらりんチューン
12. ラブげっちゅ!-お誕生日のお歌-
13. ラブげっちゅ!-お誕生日のお歌-
14. だるい日
15. ち・ちん・ぷい
En1. デイリーランデヴー







