2026.10.19

teenage interview 小枝みゆ

Member:小枝みゆ
Interviewer:宮崎ちゃーみー大樹
Photographer:抹茶らて利休/endo rika


-グループを卒業してから復帰までの期間は元気に過ごしていましたか?

なんだかんだ元気にやっていました! 卒業を決めた頃から新しく始めていたことがあって、手探りで仕事をしていました。

-新しい挑戦をしていたんですね。

難しかったですね……。悩むことが多かった1年でした。コンカフェで働いていたこともあったんですけど、実はそこで逮捕されていたんです。

-逮捕!? あ、風営法とか?

はい。風営法の許可を取る審査中の店で働いていたみたいで、そのときにお店の責任者がいなかったので、とりあえず私が捕まることになって。

-とりあえず捕まった(笑)。

とりあえず捕まりました。現場にファンの方もいたので、知っている人は知っています。だから自分的には隠す気はないんですけど、ファンの方たちも口裏を合わせてくれていて。

-それはいつ頃?

卒業からちょうど1年後(2025年11月29日)なんです。絶対に忘れられない日付なので鮮明に覚えています。

-どこまで聞いていいのかわからないですけど、いわゆる取調室みたいなところに入って取り調べを受けたんですか?。

はい。勾留で20日間入っていたので。

-20日間も!?

満期です。現行犯逮捕だと最長20日間留置される可能性があるらしいんですよ。弁護士に“なんで出られないんですか?”って聞いたら、“現行犯だからすぐには出られない”と言われました。今ではニュースで逮捕された人たちを見ると、“この人は何日で出てくるかな、どこの留置所かな”とかわかっちゃうくらいです。私が働いていたコンカフェは池袋だったので、板橋の留置場に行きました。

-お店に警察ががさ入れしてきた。

警察の人ってめちゃくちゃ大人数で来るんですよ。しかも女性の私服警察官だったので全然気づかなくて。“お店やってますか?”って入ってきて、“やってますよ”と答えた瞬間に“警察です、動かないで!”って制圧されて。“金庫を扱える人は誰? 会計できるのは誰?”って聞かれて、“自分です”って答えたら手錠をガチャンと掛けられました。

-手錠!

掛けられました。しかも、そのときはコスプレイベント中で、露出が高いバニーガールのコスプレをしていたんですよ。その格好のまま逮捕されちゃって、あの番号札を持って撮る写真(マグショット)も、バニーガールのまま撮りました。

-バニーガール姿でマグショット(笑)

そうなんです(笑)。“ここに立っていました”って現場検証の指差し確認をする写真も、全部バニーガールのまま撮られて。留置場にもバニー姿のまま連行されたので、留置場の担当官の人たちもびっくりしていました。

-ちなみに留置場ではどんな生活を?

日本人だけじゃなくて外国の方もいて、私はずっとベトナム人の方と一緒に筋トレをしていました。暇すぎるんですよ(笑)。朝7時半からずっとベトナム人の方と腹筋150回とかやっていました。あとは運動のためにひたすら部屋の中を歩き回ったりしていましたね、歩かないとお腹が空かないので。あと、同室に日本人の子がいて、その子は日本人の中で一番長くいる子で、もう2年も入っていると言っていました。留置場で一番長いボスみたいな存在で、その子に“留置所ではこうやって過ごすんだよ”って、生活のルールをいろいろ教えてもらいました。

-留置場にそんなに長くいることもあるんですね。

“余罪ごとに再逮捕を繰り返すからすごく長くなるみたいです。

-そんな激動の生活の前後で、パピムズへの復帰のお誘いがあったんですか?

グループを辞めてからも、さゆ(木内小百合)ちゃんとは一緒にボイトレに通っていたんです。月に1〜2回は会う機会があって、そのたびに“今のパピムズはこういう雰囲気で、戻ってきてほしいな”とずっと言ってくれていて。でも、あいめろ(めぐりアイ)もいるし、グループとしてうまく回っていそうに見えたから“いい感じだな。(自分がいなくても)大丈夫そうだな”と思っていたんです。そんななか、冬くらいに“新メンバーが入る”という話があったじゃないですか。

-ありましたね。

くまだ(くまだかなえ)ちゃんともう1人入る、という話を事前にさゆちゃんから聞いていたんです。そのもう1人の子のメンバーカラーがもしかしたら緑になるかもと言われていて、“もしその緑の子に何かあった場合、僕が戻るね(笑)”って冗談で言っていたんですよ。そうしたら、本当に騒動になる記事が出ちゃって。“え、マジで!?”みたいな(笑)。言霊じゃないですけど、本当にそうなっちゃって。

-なんと。

さらに、2月の私の誕生日の日に、沖縄遠征でお酒が入ってご機嫌になったメンバーから電話が掛かってきて、“お誕生日おめでとう! ……で、(新メンバーが)いなくなっちゃったから戻ってきてよ!  言ってたじゃん!”と言われて(笑)。それもその場は冗談半分で流していたんですけど、4月くらいにさゆちゃんがゆかち(カワシマユカ)を連れてきて、“本格的に戻ってこないか”という真面目な相談の場が設けられたんです。

-なるほど。

実はその頃、“VTuberをやってみたい”という想いもあって、事務所からもお誘いをいただいていたんです。だから“そっち(VTuber事務所)と話し合って決めさせてほしい”と伝えました。でも、VTuberは顔が見えないから年齢を重ねてもできるけど、生身のアイドルとしてステージに立てるのは今しかないんじゃないかと思って。それでパピムズに戻ることを決断しました。まさか復帰することになるとは思っていませんでしたね。

- 一度は盛大に見送られて卒業したわけなので、復帰にあたっては勇気が必要だったんじゃないですか?

めっちゃ勇気がいりました。不安しかなかったです。盛大に卒業ライブをやってもらった手前、“今さら戻ってくるって、ヤバい奴だろ”と自分でも思っていたし、当時のファンの方々が今もグループに残ってくれているとは限らない。“今のパピムズに自分が戻ったところで、力になれるのかな”という不安を抱えながらの復帰でした。

-不安を抱えながら迎えたお披露目ライブでは、ステージに立ってみてどうでしたか?

素直に嬉しかったです。“おかえり!”という温かい空気でフロアが迎えてくれたのが、何よりも一番嬉しかったですね。その日は当時のファンの方たちがみんな駆けつけてくれて、同窓会みたいな雰囲気でした。特典会でも“最近どうしてたの?”ってお互いの近況を報告し合ったりして、懐かしかったです。

-ブランクや体力の低下は感じましたか?

体力はめちゃくちゃ落ちてましたね……。それに、自分の中では“まだまだパピムズになりきれてないな”と感じていて。今もちょこちょこ対バンとかにライブに出ていますけど、本領発揮には程遠いというか、自分を出し切れていない感覚があります。

-具体的に何が足りていない?

ライブ中に頭が追いついていないんです。ファンの顔をしっかり見ながら踊る余裕がなくて。7人のフォーメーションになったし、歌割りが変わって自分がやっていなかったパートの振付を覚え直したり、新しい曲もたくさん増えていたり、ステージ上でずっと考えながら動いている状態なんです。なので、パピムズ特有の“生のライブ感”の波に乗り切れていないんですよね。

-とはいえ、手応えを感じた部分もあったんじゃないですか?

「ち・ちん・ぷい」は自分にとって思い入れが強い曲なので、またサビのパートを歌わせてもらえたのは嬉しかったです。そこで自分のファンが沸いてくれたり、“ここの歌割りにみゆちゃんが戻ってきてくれて、本当に嬉しい”と言ってもらえたりして。“あぁ、自分の歌う場所がまたここにあるんだな”と実感できました。フロアの熱気と自分の感情がピタッと一致した瞬間でしたね。

-あの日のお披露目ライブをご自身で採点するとしたら、100点満点中何点ですか?

……50点です。

-辛口ですね。

高く見積もって50点です。やっぱり万全のパフォーマンスができなかった悔しさが強かったですね。

-新体制になって、グループ内の雰囲気はどうですか?

私がいなかった時期の空気感は分からないですけど……たぶん、私が一番おしゃべりなので、グループ全体がめちゃくちゃやかましくなったと思います(笑)。ずっと喋ってますからね。

-新メンバーの、くまだかなえさんとの関係は?

かなえちゃんは、どんな子か最初は手探りで、“もしノリが合わないタイプだったらどうしよう”と不安だったんですけど、すごくノリ良く返してくれるし、かなえちゃん自身もかなりのおしゃべりなので、2人でワイワイ盛り上がって、以前よりもさらに明るく、面白さ倍増のパピムズになっていると思います。

-少し話題を変えて、最近一番ハマっていることは何ですか?

マヌルネコを観に行くことです。 日本国内でマヌルネコを飼育している動物園って7〜8箇所くらいしかないんですけど、もう北海道(旭山動物園)、埼玉(こども動物自然公園)、栃木(那須どうぶつ王国)の3ヶ所は制覇しました。東京や神奈川にもいるんですけど、そこは近いので後回しにして、今は神戸(神戸どうぶつ王国で)に行くタイミングを虎視眈々と狙っています。今のところの最推しは旭山動物園の“グルーシャ”なんですけど、神戸には赤ちゃんが生まれたばかりで、今7匹くらいいるんですよ。 大人になったら各地の動物園に分散してしまうかもしれないので、今のうちに神戸に行って見極めなきゃと思っていて(笑)。

-各地で観るとそんなに違うものですか?

写真で見るとみんな同じ丸っこい顔に見えるかもしれないですけど、実際に見に行くと全然違うんですよ。よく鳴く子もいれば、ずっと寝ている子もいて、動きも体格もそれぞれ個性があるんです。大きな枠組みとして愛でるというよりは、1匹1匹と向き合って“私の推しマヌルネコ”を探している感覚です。グッズも集めていて、部屋にマヌルネココーナーができつつあります(笑)。全国の動物園を全箇所制覇するのが目標です。

-さて、改めてアイドル人生が始まったわけですが、パピムズでの活動における個人的な目標はありますか?

個人の小さな目標としては、早く個人配信を再開したいです。もともと配信をきっかけに好きになってくれたファンの方が多かったので、またあの場所を取り戻したいなと。大きな目標としては、地方での生誕祭をやってみたいです。私のファンってなぜか全国に散らばっているので、東京まで来てもらうばかりじゃなくて、こちらから会いに行けたらいいなと。大阪が好きなので、いつか大阪で小さくてもいいから生誕イベントをやってみたいですね。

-グループは現在ツアー中で、ファイナルにclub asiaでのワンマンライブが控えています。

パピムズとして過去にasiaでワンマンをやったことがあるんです。コロナ禍直前の、一番グループの勢いが増していた時期で、すごく思い出深くて。最近のアイドル界隈って、ワンマンを埋めるためにファンの方が必死に“お友達招待”を呼びかける文化が主流になりつつあるじゃないですか。でも当時のasiaは、招待なんてなくても、フロアもバーカウンターの前も人で溢れかえって、パンパンだったんですよ。だからこそ、あの景色が強く焼き付いていて。

-その思い出の地に、再び立つわけですね。

正直、めちゃくちゃ焦っています。自分自身のパフォーマンスのクオリティを(50点から)100点以上に引き上げなきゃいけないし、同時にファンをもっと増やしていかなきゃいけない。課題が山積みで時間が足りないです。

招待制度でたくさんの人に観てもらえる良さもあるとは思いますけど、やっぱりお金を払って本気で観に来てくれるファンでフロアを埋め尽くしたい。チケットを配って必死に呼んでもらうんじゃなくて、自分たちの力でチケットを売って、asiaを満員にしたいです。

-club asiaを成功させた後、その先に見据えている景色はありますか?

asiaが成功したら、プロデューサーのゆかちはきっと、もっと大きな会場を用意するはずなんです。同世代で一緒に頑張ってきたアイドルさんたちが豊洲PITのような大舞台に立っているのを見ると、“先を越された!”って悔しくなるんですよね。まずは目の前のclub asiaを満員にして、ゆかちが“もっとデカいところでやろう!”って自信を持って言えるくらい、ワンマンの規模をどんどん広げていきたいです。


◆LIVE◆
パピプペポは難しい凱旋ツアー2026 「teenage~まだまだお年玉が欲しいお年頃~」Final !東京公演!
【出演】パピプペポは難しい
【会場】clubasia
【時間】OPEN 18:00 / START 19:00
https://ticketdive.com/event/teenage-final-tokyo

【チケット】※各チケット入場時別途ドリンク代が必要です。
▼一般:2,500円

▼SSチケット:50,000円
・優先入場
・ライブ定点映像
・夏Tシャツ衣装アクリルスタンド7人セット(通常販売別カット使用)
・楽屋挨拶(集合写メ付)
・ツアー記念Tシャツ
・ブロマイド(7種)
・メッセージ動画

▼Sチケット:30,000円
・優先入場
・ライブ定点映像
・楽屋挨拶(集合写メ付)
・ツアー記念Tシャツ
・ブロマイド(7種)
・メッセージ動画

▼Aチケット:15,000円
・優先入場
・ツアー記念Tシャツ
・ブロマイド(7種)
・メッセージ動画

【入場順】SS→S→A→一般→当日

※特典の「定点ライブ映像」「メッセージ動画」は後日メールにて送付予定。
※特典の「夏Tシャツ衣装アクリルスタンド7人セット」「ツアー記念Tシャツ」「ブロマイド(7種)」はイベント当日の物販にて受け渡し予定。
※特典の「楽屋挨拶」は当日の16:00-16:30にて実施予定。